2005年度の農業事業報告
及び2006年度の計画

ペシャワール会現地代表・PMS(ペシャワール会医療サービス)総院長
中村哲
ペシャワール会報88号より
(2006年06月28日)
ダラエ・ヌール試験農場では、05年度の成果は以下のとおり。

アルファルファは、現地の原種(シャフタル)より優れていることが認められ、広がる勢いを見せている。

日本米は、元来日本人ワーカー用に作ったところ、単位収穫量が優れ、周辺農家が興味を示している。インディカ種(長粒米)からジャポニカ種(短粒米)に 一変したスワト(パキスタン)の例もあるので拡がる可能性は否定できない。

サツマイモは、昨年に続き、普及の勢いを見せている。

茶の栽培は、上流のウェーガル村に移してから、周辺農家に配った苗が大きくなり、希望が持てるようになった。

その他、ソバなども試みられたが、現地の人々の好みや食文化の問題もあり、なお手探りだと言える。06年度は新たな試みはない。これまでの継続で、地道な研究が続けられる。
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