アフガンいのちの基金No.9
「空爆開始15日目、日本の善意を届ける」
「カブールへの初荷」
「ダラエヌール念願の井戸から水」

現地連絡員 目黒 丞(すすむ)
2001年10月23日(日)

第1期(10月20日より26日の予定)が終了して、第2期において発送される小麦粉の値段交渉を数件の会社と行った。その結果大幅な値上りは無いと思われる。第1期に契約した会社は今回の1キロ当り8.6ルピーから9.4ルピーへの値上げを主張していたが、 他の会社から8.5ルピーという価格を提示されている。明日の第1期第3便は運送会社の都合で明後日になると思われる。

 カブールにいるPMS水源プロジェクトのスタッフから連絡があり、カブールでは本日(23日)より食糧配給のための調査を始め、3、4日で終了する予定とのこと。調査用の人員を現地で10人雇用。調査終了後ジア副院長はペシャワールに戻るとの事。

  夕方のジャララバードからの定期連絡で、ソルフロッドで92家族に小麦粉及び食用油の配布が行われた事が報告された。食糧配布のための調査も継続されており急を要する地域から始めた。ジア副院長からの指示でジャララバードに保管している小麦粉及び食用油トラック3台分をカブールに向けて準備し、午後に発送する。カブールへはこれが初荷となる。ジャララバードの倉庫の備蓄許容量については明朝に確認され報告される。

 悲願だったダラエヌールのICRC(国際赤十字委員会)クリニックそばの井戸で水が出たとの報告がありました。23日 夕方の報告を聞いた時、 掘っている井戸から水が出た時と同じ感動を味わいました。 明朝の連絡時に何メートルで水が出たのか確認します。

空爆開始から15日目にして 日本で応援して下さっている方々の善意を届ける事ができました。昨日のトラックの運転手の中にジャララバード出身の者がおり、 「PMSの名前もオフィスも知っている、日本人は友達だ」と言っておりました。イクラムラ事務長も顔をくしゃくしゃにして喜んでいました。あれほど嬉しそうな顔は初めて見たように思います。ジア先生の連絡があれば第2期もすぐスタートできる態勢です。中村先生が戻られるのをお待ちしております。



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