* 緑の大地計画とは *



▲柳で護岸された水路
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2000年7月、アフガニスタン東部一帯で水源確保事業に着手しましたが、これは元々医療事業の一環として始めたものでした。2000年の大干ばつによって大規模な水不足が発生し、アフガニスタン国内で赤痢患者が急増したためです。

2002年1月、「緑の大地計画(計画の概要へ)」を発表。これまで継続してきた医療事業、水利事業に加え、農業事業を始めました。(中村医師の記事へ)

2003年3月、旱魃被害からの農村復興、多数の農民の帰還を想定して灌漑用水路建設に着手し、長期的な復興事業を展開することになりました。


▲マドラサで体験入学を
喜ぶ子どもたち
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整備が進み用水路が延びて農地が広がるにつれ、推定15万人以上の難民が帰還しました。これに伴い、アフガン農村社会の精神的な中心地『モスク』、『マドラサ(伝統的な寺子屋教育機関)』が必要とされ、建設に着手しました。

2010年03月、住民が待ち望む中、7年の歳月をかけた『用水路の完工式』と『モスク、マドラサの譲渡式』が行われ、州知事以下、行政側や地元民らが列席し、喜びをともにしました。