Top» トピックス» 掲載日:2021.6.4

トピックス3月月報(2021.3.11)

▼バルカシコート工事現場。取水門と土砂吐きが完成し、現在は仮堰の工事を行っている。2021年3月11日


▼仮堰を建設している河道の水量を減らすため、遮水壁を切り取水門・土砂吐き側へ水を送る。多くの村人が取水門付近に集まり、この様子を見守った。 2021年3月11日


▼着工から2カ月半、遮水壁を切り、はじめて取水門・土砂吐きへ送水する。同日にディダール技師とファヒーム技師から連絡があり、お互いにムバーラック(おめでとう!)と何度も言い合った。ファヒーム技師は、着工が例年より遅くなったが無事にこの日を迎えられて嬉しい反面、この瞬間に中村医師が傍にいないことが寂しいと話していました。2021年3月11日


仮堰の造成風景。堰建設は通常12月末から開始し、増水期に入る前の2月末までに完成させる。しかし、バルカシコートの着工自体が12月末となり堰に取り掛かるのが通常より遅かったため、仮堰を建設し2021年~2022年の冬に堰を完成させる。2021年3月14日


▼工事現場を丘から眺める。対岸ヌールガル(クナール州)までの河幅は約1km程である。2021年3月17日


▼堰を接続する砂州1での植樹風景。増水期に浸食されないよう巨礫を砂州辺縁に敷き、柳を植えている。植樹は思いのほか重労働で、砂利・巨礫間に鉄杭で一つ一つ穴を空けて挿していく。 2021年3月14日


▼バルカシコート取水門より下流の護岸工事風景。護岸は全長800m、幅は最大15m。水制は長さ5mで25m毎に造成されている。2021年3月14日


▼ガンベリ農場(赤枠)では、F区以降の開墾およびレモンの移植が進められた。マルワリード用水路(青線)はガンベリ沙漠を横断し、洪水路をくぐる260mのサイフォンを通過、2km下流で全線27kmの終点に到達する。ドクターサーブ ナカムラ記念塔のあるガンベリ公園(黄枠)も、衛星写真にはっきりと写る。


▼激しい砂嵐のなか、開墾地に潅水用パイプを設置する作業員たち。農業担当のアジュマルジャンは「砂嵐で1週間分の仕事が無駄になった」と言っていたが、水を引き畑になれば砂嵐はなくなるとのこと。2021年2月27日


▼開墾地でのレモンの移植風景。目印をつけ、等間隔に植えていく。2021年3月16日


▼植え付け後のレモン。3月18日に100ジェリブ(20ヘクタール)にレモン6,600本の移植が終了。2021年3月16日


▼F区の開墾に忙しくしていた一方、農場では柑橘の剪定も行われた。花をつけ始めたため今回は終了、来年はB区の残りとF区を剪定予定。 2021年3月6日


▼木々が花をつけ始めると、みつばちがやってくる。PMSは今年も巣箱を増やし、80箱で養蜂が行われる予定。 2021年3月27日


▼ブラシの花とみつばち。2021年3月27日


▼開墾中の農業事業のスタッフたち。2021年3月16日