アフガンいのちの基金No.28
「 第7便食糧発送、カブールへ」

PMS病院看護部長 藤田千代子
2001年11月09日(金)

カブールで勤務中のジア副院長からジャララバードへ食糧配送依頼があり、本日(11月9日)カブールへ食糧を配布計画第7便となる小麦粉140トン(トラック5台分)と食用油20トンを配送した。明日(10日)も小麦粉336トン(トラック12台分)と食用油20トンを配送する予定。カブールのジア副院長とペシャワールが直接連絡をとるのが困難な為、配布状態は今の所よく分からないが、明日(10日)ジャララバードからカブールへ配送するトラックに同乗するスタッフが近日中にペシャワールへ帰ってくるので詳しい事が報告される。

昨日(8日)ペシャワールを出発した第6便小麦粉10台(280トン)、食用油1台(20トン)はジャララバードに到着したと報告あり。又、本日早朝送り出した第7便食用油20トンも無事にジャララバードに着いた。

これまで使用していた2製粉工場との契約が切れる為、昨夕、イクラムラ事務長が契約の更新を交渉した。その結果、一つの製粉所とは小麦粉1キロにつき20パイサー(約0.5円)の値上げで672トン(トラック24台分)を確保し、一日にトラック3台分の配送が可能で、もう一つの製粉所も同額の値上げで2016トン(トラック72台分)を確保し、一日トラックの配送は8から9台分可能との事で契約を更新した。2製粉工場が予定どおりに一日にトラック合計11から12台分を出せるようであれば、製油工場とも交渉して契約を取りつけ、計画より早いペースでカブールへ食糧が運び込めるので、明日からこの仕事に取り掛かる。

今日はパキスタンはイクバルデーという休日だが、イクラムラ事務長は製油工場を探し交渉を行う。日本人ワーカーはパキスタンで米国支援をする政府に対し大規模なストが予想されているため、外出を控えたので本当の意味での休日となった。

次回第8便のアフガニスタンへの食糧輸送は、小麦粉280トン(トラック10台)食用油40トン(トラック2台)で、10日ペシャワール発、11日アフガニスタン入りとなる予定。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
No.27を読む  ○報告一覧へ○  No.29を読む
ホームへ 連絡先 入会案内