先生不在の報告会
ペシャワール会事務局ボランティア H.M
ペシャワール会報100号より（2009年07月15日）
ペシャワール会報100号より（2009年07月15日）
▲2008年夏／O池分水路にて6月に中村先生不在の総会・報告会があった。
創立26年目にして初めてのことである。
心配を他所に多くの方々が来てくださり、事務局員の顔もほころんだ。報告会では中村先生のビデオレターに続き、当日突然入ってきた先生からのメールが読まれた。過酷な環境下で700名の職員・作業員が一体となった、必死の作業風景が報告され、欠席のお詫びと、共に活動の成果と喜びを分かち合って頂きたいと書かれていた。 約6年半の灌漑用水路工事は「平和な生活」を求めての第一歩「出産のとき」だと中村先生は言われた。今後は成長を見守り、少しでも早く自立して「平和な生活」が出来ることを祈りたい。
6月15日ガンベリに送水開始。事務局でも細やかな祝賀会が開かれた。元ワーカーの2人が汗だくで作ってくれたアフガン料理4種類、美味しくて大好評。写真の伊藤和也さんも一緒に祝ってくれて、にこにこ笑顔。悲しい事件から、もうすぐ1年。かれの笑顔に励まされながら事務作業に勤しんでいる。