事務局のみなさん、
みなさん、新年おめでとう。
年の瀬はいかがお過ごしでしたか。
こちらは暦が異なる世界、年末年始も働いていました。
1ヶ月後に完工式を控えて全力疾走、追い込みに入りました。
今週の1枚は、何といっても開墾地の仕事。小麦には間に合いませんでしたが、大きな工事が終われば、最後に機械力・人力を開墾に投入します。
現在、試験農場の開墾地は50ヘクタール、全体の4分の1ですが、灌漑路をめぐらせるのに忙しい所です。
ガンベリ沙漠・岩盤周り、カマ取水口に精力を費やしましたが、いずれも終局に向かっています。途切れない水の流れがシェイワ郡全体を潤し、モスクは内装が終わり、スピーカーのとりつけ、寮の建設の地ならし工事を始めています。カマ郡全域(7,000ヘクタール)を潤すため、昨年着手したカマ第一取水堰の最終工事と共に、第二取水堰にとりかかりました。河の異常低水位が起きる中、堰の成否は人々の死命を制します。
この1ヶ月が、大詰めです。




★Dr.T.Nakamura★ 中村 哲
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第2農場の方は約20ヘクタール程度だが、水路の脇にあって、早々と開墾を完了、灌水を待ち望んでいた。現在、シャフタル(アルファルファ原種)を播いている。2週間ほどで緑が広がる。第1農場は180のうち、約30ヘクタールが地ならしを終え、
砂丘をならし、必死の作業が続いている。(1月6日)