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連続堰・第三河道を開放
~第四河道改修も間もなく完了
10日後に堰工事切り上げ予定~

昨日12月12日、今冬の山と見られていた河道③を開放、架橋を完成しました。一週後に河道④の改修が成りますと、完璧な流量調整が河道②の堰でできます。

9月下旬から二カ月以上、とくにこの一カ月は連日の超突貫工事で、みなの喜びは普通ではありませんでした。カシコート自治会との和解(2011年10月)から2年、重機・運転手の拿捕事件(2010年12月31日)から3年、マルワリード用水路着工(2003年3月)から10年、アフガン空爆(2001年10月)から12年です。

この間、医療から灌漑・農業、更に本質を遡って河川からの取水技術確立を目指してきました。何合目か分かりませんが、ずいぶんと登ってきて、下界の見晴らしも良くなってきました。

12月20日までに昨年造成した河道④の架橋部改修と河道修正を完了、河道②の危険個所を処理して連続堰は完成します。



平成25年12月13日 記

連続堰概念図(2013年完成予定図)

河道③の開放。遮水壁を切った瞬間
2013年12月12日

流れ始めた第三河道を架橋下流部から見る。
2013年12月12日

開放直前の架橋部上流側
2013年12月12日

開放直前・同下流側を、右翼側から見る
2013年12月12日

河道③を下流側から見る。河道②、河道④との位置関係。夏の高水位期、河道②はマルワリード側へ向かいながら、余水を河道③へ落とす。河道③は幅広く浅い流れを成して河道②からの余水をも受け、洪水時にはより低い河道④へ溢れる。おそらく山田堰の設計は、自然観察から得た確実なものだ。
2013年12月12日

河道②末端
2013年12月12日

河道①、河道②、河道③、河道④の合流地点。猛烈な深さにえぐられるので、膨大な巨礫を投入する。
2013年12月12日

河道④の全景を上流架橋部から見る。流方向を調整して改修を終える。
2013年12月12日

第4河道架橋部・堰体の改修要図

昨年は正確な河道③の流方向を予測不可能だったので、河道④の流れを中心に寄せすぎていた。大洪水を経て自然な河道の流れが明らかとなり、方向を修正する。越流する堰体部分に手を加え、傾斜と全体の流れを決定できる。下流側の流れは普通、堰体と直角に起きる。これで河道が固定する。
2013年12月12日

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