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トピックス2020.5.1

日付:2020年5月1日
文責:ペシャワール会 PMS支援室

アフガニスタンでの5月までのPMSの動き
多くの方々にご心配を頂いておりますアフガニスタンのコロナウイルス感染ですが、現地のメディアによると2,000人弱が感染していると言われております。
3月末にカーブルへの道路が封鎖され、4月初めにジャララバード市内への道路も封鎖されました。職員をはじめ資機材、重機の燃料等の現場への搬送が難しくなりました。
ジア先生を始めとする主な職員たちの話し合いで、感染の危険性は人口が密集しているジャララバード市内が最も強く、農村地帯であるPMSの灌漑や農業事業の現場は作業を再開しても良いのではないかとの判断に至り、州政府に事業再開の申請をし、許可を得ました。

干ばつの進行するアフガニスタンでは、もともと食糧不足もありウイルスの感染者数等は氷山の一角と思われます。良き働き手であるPMS職員たちの無事を祈りながら農業、医療、用水路事業が進められて行くことを願っております。

幸いジア先生は医者ということもあり、ジャララバード事務所を始め、ミラーン事務所、ガンベリ農業事務所への消毒薬やマスクの配布と手洗い励行を速やかに伝え、ダラエヌール診療所へは医療用マスク、ガウン、電子体温計等を届けました。
4月24日、断食(ラマザン)月に入り、29日には、道路封鎖を受けて18日に州政府へ申請していたPMS車両4台(職員や燃料搬送用)の通行許可が下り、現場作業がスムーズに進められるようになりました。以上が5月までの現地PMSの動きです。

くれぐれも皆さま体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。