Top» トピックス» 掲載日:2021.6.4

トピックス4月月報(2021.4.14)

▼現地から届いた4月22日までのクナール河水量グラフ。3月21日~23日頃の間に降雨があった為、一時的に水位は増えたが、それ以前は昨年よりも水位が低め。ジア先生ほか現地スタッフ曰く、今年は降雪・降雨が少なく、住民たちも干ばつの悪化を懸念しているとのこと。
KUNAR RIVER HYDROGRAPH
Flow=CUM/sec



▼バルカシコート堰事業での工事風景。増水期に入る前に仮堰の建設を急いでいたが、 3月21~23日の降雨により河川が増水し、仮堰の建設が中断となった。堰の建設は水位が下り始める10月頃に再開される。2021年3月23日


▼主幹水路造成風景。計画では主幹水路を300m建設し、既存の用水路と繋げる。 早くから斜面にはシーシャムが植えられていた。2021年3月28日


▼主幹用水路両側に蛇籠の石積みをしている様子。現地は4月13日から断食月に入り、作業時間が短縮されている。気温も徐々に上昇しつつある中、作業員たちは黙々と作業に取り組んでいる。2021年4月12日


▼堰を取り付ける砂州1の強化。 砂州辺縁を巨礫で護岸し、柳枝工を施している。現在は砂州体に2か所(=下の写真2か所)、巨礫を帯状に敷きつめている。この工事が終わり次第、ミラーン堰と同様に柳を使った剣山・粗朶柵工が始まる。2021年4月12日


▼護岸の拡幅工事風景。護岸は全長800m、幅は最大15m。水制は長さ5mで25m間隔に造成されている。2021年4月11日


▼取水門横の花壇に花を植え、満面の笑みを浮かべる作業員。2021年4月5日
「作業現場から想像するほどアフガン人は無粋でない。いかつい男どもは、みな花好きなのだ。特にバラの鑑賞は、アフガン人の特権のようだ。」(中村医師現地報告より)


▼現場で働いている家族に、ご飯を届けに来た子供達。2021年4月11日


▼雨の日ガンベリ公園。 芝生が水浸しになり、かなりの降雨量だったことが見て取れる。2021年3月23日


▼アフガニスタンやイランの暦では、春分の日が元日で、イーデ・ノウローズ(新年の元日)として祝われる。この日は元日前の平日だが、多くの人々がガンベリ公園を訪れていた。2021年3月20日


▼女性たちも子供連れで訪れ、ピクニックを楽しんでいたようだ。2021年3月20日


▼ガンベリ農場F区のレモン園、コウピアと呼ばれる豆を緑肥として播種中。 まだまだ砂が多く、強風で砂の移動も激しいため、みな発芽を心待ちにしている。2021年4月14日


▼レモン園沿いに防風・防砂対策で植樹されたユーカリ。2021年4月10日


▼水稲栽培に向け、苗床の準備が始まった。今年は7~8ヘクタールに田植え予定。2021年4月10日


▼自分たちで種を採るために栽培しているタマネギ畑。手前側は奥の畑より約1か月後に植えており、花はまだ付いていないが、茎も太く成長が楽しみである。2021年4月7日


▼花盛りのガンベリ記念公園、ドクターサーブナカムラ記念塔。バラの花々が際立っている。2021年4月7日


▼「アフガニスタンは、バラの愛好家ならうらやましい所。日本の愛好家が先ず驚くのは病気が非常に少なく、栽培が簡単で美しいことです。土壌のpH 、日差しの強さ、乾燥気候らが関係していて、大した肥料も要りません。」(中村医師現地報告より)


▼ガンベリ公園は多くの人々が花見に訪れ、憩いの場となっている。2021年4月12日