2004年度の農業事業報告
及び2005年度の計画

ペシャワール会現地代表・PMS(ペシャワール会医療サービス)総院長
中村哲
ペシャワール会報84号より
(2005年06月29日)
2004年度は
飼料生産で実が上がったと思えるものは、アルファルファの普及である。
「シャフタル」という現地のもの(アルファルファ原種)よりも明らかに優れており、徐々に一般化している。サイレージの簡便法は、その効果判定に時間がかかりそうである。
 イモ類も一時期、期待を持たせたが、これも調理法など現地の好みに合わせる努力が要る。換金作物として有望な茶の栽培は、土壌の改良(弱アルカリ性土壌の中和)、日射量や湿度の調整で苦心しており、04年度は試験農場をダラエヌール渓谷上流、標高約2000mのウェーガル村に拡大、地道な努力が続けられている。

2005年度の計画
引き続き、茶の栽培の試み、家畜飼料などの研究を行う。

農業・畜産関係職員:2名(2005年6月現在)
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