アフガンいのちの基金No.44 「 日に日に落ち着きを取り戻しているジャララバード」 PMS水源確保計画責任者 蓮岡 修 |
2001年11月23日(金) |
現地から11月22日夜連絡があり、23日朝に再確認した事項 11月21日夜9時頃、ジャララバード事務所にハザラット・アリ配下の一団が押しかけ、事務所にあった油50缶を略奪していった。事務所にはPMS水源確保計画のエンジニアが数人いたが何もできなかった。 22日早朝よりハザラット・アリにコンタクトをしてアリ自身より再度警備保証書のようなものをもらう。この時に、前に彼らによって持ち去られ、現在アリの事務所で使われている車輌2台の車輌証明及び関係書類を預かる。 23日朝11時にPMSスタッフ1名がジャララバードへ向かい、事態の収拾を手伝う。現地の状況は、日に日に落ち着きを取り戻しているが、ハザラット・アリの軍隊は前と同じように町をコントロールしているとの事。ロダット郡では、旧ムジャヒディンの長老達が政府庁舎に集まり行政を行っている。現在の暫定的代表者はいずれもPMSの活動を保護していた人間なので、問題はないと彼らより報告があった。またアチン郡でも同様で、住民代表は早期の作業開始を求めている。 ペシャワールで発注した16インチ機械ボーリングはほぼ完成。現地に送る手配も問題はなく開始できる見込み。情勢不安定な為予定引渡しを12月後半に延期。また車輌搭載のボーリング機械を月曜日に見学に行く予定。優良な性能であれば今後の活動計画を考えて前向きに検討したい。 近日中に病院のスタッフ(未定)をカブールに送り、ユナス・カヌニ(北部同盟内務相)とコンタクトをとる予定。今後彼らがPMSスタッフの活動の安全を保証するのであれば、在庫の小麦粉及び油をできるだけ早く配布する。 以上、現地から連絡があれば報告いたします。 |