アフガンいのちの基金No.47
「ジャララバードの車両戻る」

WSP責任者 蓮岡 修
2001年11月25日(日)

25日現地時間5時ごろPMS医師より連絡あり。今朝、ハザラット・アリ配下の有力司令官(アリの兄弟)にPMS医師スタッフと水源確保プロジェクトWSPのスタッフが面会。「アリより車輌を返還するように連絡を受けているので今日中に返す」と告げられる。その後司令官の部下が赤マツダトラックを事務所に無事送り届けてきた。赤ダットサンについては、今夜中か遅くても明朝に返還するとの事。これによってアリ軍により過去接収された車輌3台のうち2台は帰っ てくる見込み。1台(白ダットサン)についてはジャララバード以外の場所で盗られ た為、今のところは行き先は分かっていない。また、アリの兄弟である司令官は、今後の食糧配布について作業の安全を保障すると約束。早期の配給を望む意向を示した。また、食糧倉庫の警備を強化することを約束し、明日より実行される予定。市内の状況は、タリバーン以前に割拠していたグループが再結成され、独自の治安維持を進めており、アリの勢力はその中で最も強力なものになった。グループ数はおよそ9グループ。市郊外の検問所でアリの軍が武器を市内に持ち込むことを禁止しているが、市内の武器については何も関与する方針はない様子なので、武器を携帯したものが町には当たり前のように歩いている。また、藤田看護婦からのレポートにあるように、最近、ソルフロッ ド郡、カマ地区周辺で悪性のマラリアが大発生しているとのこと。PMS医師スタッフ が確認。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
No.46を読む  ○報告一覧へ○  No.48を読む
ホームへ 連絡先 入会案内