アフガンいのちの基金No.50
「 ジャララバードで食糧配給再開」

水源確保事業責任者 蓮岡 修
2001年11月26日(月)

夕方の連絡が入りましたのでレポートします。 11月26日現地時間午後7時頃ジャララバードより連絡あり。本日、PMS医師スタッフと現地スタッフ16名(水源確保事業WSPのエンジニア14名と 病院スタッフ2名)は食糧供給作業を、ジャララバード郊外の難民キャンプ「サルシャ ヒキャンプ」で行った。作業の前に数時間、調査グループによって対象者が選出されカードを配り終えた後にトラックを運び作業を開始。作業にはハザラット・アリ配下の司令官によって派遣された2名を含む現地勢力のムジャヒディン(ゲリラ兵士)14名が警備、誘導にあたった。

 作業は昼ごろから始まり、集まったカードを配っていない一般住民およそ1,000人がトラックを取り囲み、食糧を無秩序に求めた為これの収拾に手間取り、また警備のムジャヒディンが非協力的であったために難航し、夕方の6時までかかって予定の800袋より300袋少ない500袋を何とか配り終えた。残りの分については早朝より作業を開始する予定。

 PMS医師スタッフは地元の司令官と作業後話し合い今後の作業が順調に行かなければ中止する旨を話し、これに対し司令官は警備員の増強などを約束した。今日返還予定だった赤ダットサンは送られて来ず、これについて明日朝にPMS医師スタッフとWSPスタッフ(アリと同郷)がアリの事務所に、担当の司令官を訪ねる予定。

 ジャララバード市の状況は、あまり変わらず。昨夜、UNICEFと名前は明らかではないが外国系のNGOの事務所が略奪され、事務所内にあった全てのものが持ち出されたとのこと。


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