アフガンいのちの基金No.51
「 サルシャヒ難民キャンプでの食糧配布難航」

水源確保事業責任者 蓮岡 修
2001年11月27日(火)

昨夜(11月26日)、日本より中村先生が無事到着されました。お疲れの様子ですが、久しぶりに良く眠れたと仰っていました。

 11月27日午後3時ごろ現地のPMS医師スタッフから連絡あり。朝10時ごろより始めた、サルシャヒ難民キャンプでの小麦の配布は、午後2時ごろ終了。昨日の残りであった小麦300袋(1袋50kg)を全て配り終えた。作業は、昨日と同じように難航。周辺の各ゲリラ勢力からの干渉もあり、統一した政権が確保されるまでは作業継続困難と指揮をとったPMS医師スタッフは判断した。現在ジャララバードの倉庫に保管されている小麦281,700kgと、食用油48,608?については、明日よりダラエ・ヌール地方とカマ地方の2つの場所に分けて配布を開始する。

 配布は今後援助団体が食糧配布活動を開始する可能性を考え、短期的でより多くの家族に行き渡るように当初の一家族分の配布量(小麦200kg、食用油16L、3ヶ月分を目安)を、小麦50kg、食用油4?、(3週間分目安)に変更する。今回の配布ではおよそ5,634家族分に行き渡り、余った食用油についても近日中に配布予定。

 また、明後日より、情勢の安定したカブールでも食糧配布を開始する。作業を進める為に明日ジャララバードから水源確保事業のスタッフ12名がカブールに向かう。今日返還予定だった赤ダットサンは届けられず、明日再度ハザラット・アリへ連絡をとり、早急な解決を求める。

 今朝5時半頃、ペシャワールにまで聞こえるほどの爆音で、国境付近に大規模な空爆があった。被害は確認していない。


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