アフガンいのちの基金No.52
「 ダラエ・ヌール地方、カマ地方での食糧配布中止」

水源確保事業責任者 蓮岡 修
2001年11月28日(水)

11月28日午後3時頃ジャララバードのPMS医師スタッフより連絡あり。 今日、ダラエ・ヌール地方とカマ地方で予定されていた食糧配布及び調査は、食糧倉庫を警備していたハザラット・アリの軍兵が、アリの許可なくして倉庫の扉を開けることを禁止した為時間が遅れ中止になった。倉庫には「ここを開ける者はまずハザラッ ト・アリに報告せねばならない」と書かれた張り紙がしてあった。PMS医師スタッ フ他、エンジニア達、アリと同郷出身の医療スタッフがアリを探して回ったが連絡を 取ることができなかった。明日早朝よりスタッフ全員で連絡を試みる。

  これらの遅れから、カブールの食糧配布を行うスタッフの出発は明日に延期された。病院側からカブール出身者2名、水源確保事業から12名で構成されたスタッフは、途中各ゲリラ勢力の検問を問題なく通るために、敢えて所有する車輌を使わずローカルのバスを利用しカブールへ向かう。途中サロビ地方では最近盗賊が横行しており、外国人記者が4人殺害されたのもこの場所。バスや一般車輌は問題ないということ。赤ダットサンは届けられず。明日この件についても直接アリと話し合いを試みるとのこと。


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