アフガンいのちの基金No.56
「移動診療チーム、ジャララバードに向けて出発」

PMS 水源確保事業責任者 蓮岡 修
2001年12月01日(土)

ペシャワールからの状況報告。

11月30日午前、ジャララバード周辺カマ地区を中心にした移動診療を行う医療チーム8名(医師3名、看護検査技師4名、事務1名)がジャララバードに向けて出発した。チームは一般診療をしつつ現地で流行している悪性マラリアの治療を進める。
 同日昼頃、国境トルハムに到着したが、国境は鉄条網が配置され完全に閉まっており、アフガンとパキスタンとで開門規定の話し合いがされている最中だった。戦時下でも通過していた輸送トラックまでもが国境をはさみ双方50台以上立ち往生しており、大量の住民達が足止めされていた。医療チームは大量の薬を持ってきており、越境が困難な為ペシャワールに引き返した。
 12月1日朝、国境が開いたという連絡が入り、医療チームは再度出発。荷物の持ち込み量が限られている為、薬を分配しポケットに入れ越境を試みる。



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