アフガンいのちの基金No.70
「食糧配給作業再開です」

PMS看護部長 藤田千代子
2002年01月02日(水)
新年おめでとうございます
今年もよろしくお願い致します

 カブールとジャララバードでPMSの活動許可を取り、食糧配給計画に参加するスタッフを送るようにとジア副院長からの連絡が12月31日に来ました。1日に医療スタッフから2名、事務から1名と料理人1名がジャララバードヘ行きました。まず、アチンから家族調査を開始します。現地で採用された14名とペシャワールから赴任したスタッフで準備に取り掛かり、明日はアチンへ出向きます。ジャララバードからアチンまでは車で2時間は掛かる距離で、スタッフ達はアチンに滞在する事になりました。

断食前に食糧配給作業を一時中断してから、ペシャワール側ではイクラムラ事務長や日本人タッフによって、製粉・製油工場との接触を続けていましたのでいつでも輸送は可能な状態になっています。ただ、アフガニスタンの暫定政権樹立後、パキスタンの内務省はパキスタン側からアフガニスタンへの食糧の輸送を国連機関のみに許可しており、NGOには何処にも許可を出さないのだそうです。ただし、食糧以外の援助物資は可能です。明日はそこら辺の事をもっと調べる事になっています。

カブールの事務所は家も決まり移転を進めています。ジア先生はジャララバードのプランニングミニストリー(企画省)からアフガニスタン出国の許可を貰いトルハムから正式にパキスタンへ入国しようと試みましたが、国境はたいへん厳しくガードされ入国出来ませんでした。


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