アフガンいのちの基金No.85 「イード(犠牲祭)」 PMS看護部長 藤田千代子 |
2002年02月22日(金) |
病院は2月21日から24日までイード(犠牲祭)で休みになります。いつもの事で入院患者さんも自宅でイードを祝うために退院して行きます。らいの患者さんは足の傷が完治していないのに退院しようとして毎年スタッフと言い争いになります。中には妥協してギプスを巻いて、いそいそと退院して行った患者さんもいますが、イードの時は親戚が集まるのでギブス等を巻いていると恥ずかしいと言って(日本のようにスマートなギプスではないので)ただ包帯を巻いたのみの足で帰郷する人もいます。 カブールに滞在中の中村先生一行と、山村地区やカブールのクリニックの留守番のチョキダール(門衛)を残し、スタッフ達は昨日病院へ帰院しました。 2月16日夕方に永田先生に医療器械を一緒にチェックしていただく為にオールドバザールへ行きましたが、犠牲祭の準備の買い物客で大変な混雑でした。イードに屠られる羊や牛、ヤギの市も夜遅くまで行われていました。PMSでも今月はイード前に給料を支払ってあげようと、中山さん達会計スタッフが全員日曜出勤をして準備しましたので明日には支給されます。 蓮岡さん、目黒さん、大月さんもイードはぺシャワールで過ごすために、もうすぐ帰ってきます。私達日本人は少しずつお金を出し合ってアブラハムに倣って羊を一匹屠って自宅で家族と一緒にイードを祝えなかった患者さんとスタッフ達に振舞いたいと考えています。 |