アフガンいのちの基金No.86
「水源確保計画:2月以降作業展開」

PMS水源確保計画責任者 蓮岡 修
2002年02月22日(金)

1月より本格的に再開された現地水源確保事業だが、計画を取り巻く自然環境は前年度と比較し良好とは言えず、また政権交代による地方での治安悪化は今のところ大きな被害はないが、夜間の警備の面で対策を迫られるなど今後の緊張を予想させている。

作業地の殆どの井戸では1年間で1.5メートル平均の水位の減少が確認され、2002年1月時点で既存作業地640箇所中120箇所で井戸が枯れていた。この状況下で現在再生作業を展開中だが、水位の減少は依然継続している。既存の作業地全域においての作業開始が次第に困難になってきており、今後は作業開始後1年以上経った井戸に関しての、住民達への再生技術指導と地元の機関を挟んだ上での引渡し作業が急務の課題になっている。

全体の方針として作業地を分散せず、局地集中を目指す。方向は東部方向にはアチン郡、北部方向にはダラエ・ヌール。新規作業地を前方、再度再生作業地を後方と分け、両方向の作業を担当者をつけ双方で確実に進めていく。


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