受信日:2011年1月7日/7日受信メールの続き



対岸ベスード側の護岸工事。昨夏の大洪水で余裕高を決め、堤防の天端を
大洪水レベルより50㎝高くとり、川の流水断面を広げる。捨石工しか選択肢がないので
シェイワ郡ブディアライ村から巨礫を輸送中。動員されるダンプカー40台、
待機する掘削機3台が1:3~4で緩斜面を築く。現在作業開始点から700m地点を通過。
カマ第二取水路通水がなれば、全てを護岸工事に投入可能。2011年1月6日



タプー村に大被害を与えた進入路の閉塞。枯れ川の幅は約250m、3㎞地点。
とりあえずは防げるが、低湿地帯と連続しているので、真夏の高水位時の浸透水対策が要る。
今行えば泥沼の工事となるので、上流側から傍流を水制などで処理し、徐々に進める予定。
一筋縄でいきそうにない所は、足をすくわれぬように、
他の重要地点を済ませてから集中する。2011年1月5日


★Dr.T.Nakamura★
中村 哲


← 前の報告へ ○報告トップへ○ 次の報告へ →

Topページへ 連絡先 入会案内