事務局のみなさん、
今週は報告も目まぐるしいですが、ジャリババの土石流工事が加わり、しばらく通信するゆとりがないかも知れないので、大事な点だけ、早めに送っておきます。
もう一つの大きな課題、ベスード護岸工事の事です。
先週送りそこなったベスード護岸の進行状態、資料などをお送りします。河川の動きは、言葉にするとややこしいですが、事実は欺かずに目前にあります。分かりにくいかも知れませんが、今冬の仕事に大きな影響を与えます。
川の流れを観るのは、患者を診るより根気が要ります。何しろ喋ってくれないのです。しかし、無言で確実な応答をします。じっと知りたいことを温め、流れる様を見ると、いろんなことが分かります。最近は、計算高くもなり、流れ方を見るだけで、「どうも重機代が高くつきそうだなー」などと、ついソロバンをはじいたりします。でも手抜きは致命的なので、何を置いても優先し、やることをやらねばなりません。河は人の都合など無関係に動きます。
知者は河を好み、仁者は山を好む
知者は動き、仁者は静かなり
知者は楽しみ、仁者はいのち長し
論語の一節です。当方は知者どころか愚者というべきですが、確かに河を相手にしていると、目を凝らして常に動かざるを得ない。水の流れの理を知るのが面白いと言えば面白い。河と人間の付き合いは長く、人の営みは川沿いに開けたそうです。そこには深い歴史があったに違いない。三蔵法師はアフガニスタンを通って唐に帰ったそうだから、クナール河は必ず渡ったはず。とすれば、三蔵法師に伴う河童の沙悟浄は、あるいはクナール河出身。筑後川の河童の故郷なのかも・・・。そういえば朝倉の土地改良区委員の方の中に、たいそう熱心な支持者がいて、只者ではない動き。ひょっとして、人ではなく・・・想像できるのは、この程度の荒唐無稽なことで、明日からまた仕事です。
皆さんもお元気で。
平成23年10月8日
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