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宿願の「地域ぐるみ定例浚渫」を実現
~PMS・地域自治会が全郡を上げて実施~

これは一大朗報です。マルワリード流域の村落を束ね、用水路維持を住民自身で行うのは、建設以上に難事業でした。昨日9月9日、2年以上の粘り強い折衝で、用水路25㎞全線で第一回定例浚渫が行われました。

また、定着村構想はPMSが独自に居住地を確保し、開墾中のガンベリ農場180ヘクタールも「長期貸与」の合法手続きが進んでいます。何れも、ジア先生の精力的な努力が大きく、留守中にこれほどの進展があるとは思いませんでした。

この態勢が成れば、もはや政変や外国軍撤退を気にすることはありません。また、政治や戦況に対する興味もなくなりました。

カシコートの方は、10月からの大攻勢に備え、河道回復の準備工事の仕上げが進んでいます。北部九州も集中豪雨被害から立ち直っていず、東北大震災後の復興もままならぬところ、御協力に感謝します。

平成24年9月10日 記

9月9日、マルワリード用水路流域各村落の代表がマドラサ校庭(2010年2月完工)に集結、公的筋も合流して決意表明。シェイワ、シギ、ガンベリ、スランプールらの住民にとって、用水路保全が死活問題であることがアピールされ、浚渫作業の定例化が決定された。主催はPMSとシェイワ郡行政代表。(職員撮影)
2012年9月9日

浚渫作業風景。用水路スランプールH1区域(取水口から約5㎞地点)。
2012年9月9日

スランプールH2池(約6㎞地点)。流路の至る所にこのような大きな池があり、集中豪雨から里を護る。同池は7年間浚渫されていなかった。浚渫された泥土は貴重品で、有機質を多量に含む。近傍に置けば、住民が争って持ち去り、田畑に入れる。自然利用に無駄がないのだ。
2012年9月9日

今や地域の中心となったモスクとマドラサの現在。廃村化していたシェイワ高地は完全に旧に復した。今回の自治会=PMSの「定例浚渫」も、ここで決定された。利害の対立する各村落が一堂に集える空間だ。水路保全に役立つなら、建てがいもあったというもの。画面下の柳並木が用水路。(職員撮影)
2012年9月4日

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