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先に号外で報告した河道4の遮水壁を切った瞬間。一同立ち見の見物だった。
2012年12月3日

河道4の架橋部の通過流量は、現在70m3/秒前後。計算上は100~120m3/秒まで行ける。
河道5(カシコート堰体)を合わせると、カシコート側に低水位期で200m3/秒、クナール河全水量の約40%を引き寄せる。
傾斜部の流速は7~8m/秒、滝のような流れ。
2012年12月6日

河道4(カシコート堰体内の水吐き)下流側を見る。
右岸側に巨礫の石材を敷き詰め、復旧中州の左岸を形成する。
2012年12月5日

進む中州の復旧工事。
河道3は完全に埋めつぶし、巨石を敷き詰めて砂利を置く。
正面が2日前まで急流を成していた河道3。河底を干しあげて見るのは初めて。
河床はたくあん石ほどの巨礫(粒径30~50㎝)でできていた。
以後、河道3は復旧中州(カシコート堰体)の一部となり、高水位期の夏だけ、浅い流れを作る。
2012年12月6日

復旧中州(カシコート堰体)の上流側先端。
第4、第5河道の開通で、島の中央部に分水嶺が発生、左岸カシコート側へ引き寄せられているのが分かる。
幅50メートルで川幅拡大のため掘削していた堤防前面が流れを作っている。
2012年12月6日

造成中の上流側堤防。
前面は浅く緩やかな傾斜の河岸だったが、川幅が狭く、2010年の大洪水時に水が溢れた。
今回、深さ1m以上、幅50m前後、長さ400mを掘削している。掘削が進むにつれて流れが発生し、今回の第4、第5河道の開放で明らかな流れを作った。
2012年12月6日

この一連の工事で、クナール河は大きく分かれた。
手前から河道5、河道3、マルワリード側河道(1と2)。越流長は、実測で計約500m、カマI堰をしのぐ安定水位が期待される。
2012年12月6日

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