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ガンベリ沙漠開拓、農業関係の動きです。
浸透水処理や湿地処理はなかなか知られませんが、これも用水路に劣らず大きな仕事になっています。
湿地帯処理は2009年4月に始まり、ちょうど4年を経過しました

2009年4月、広大な湿地がガンベリ沙漠の南側に拡がりつつあった。湿地そのものは数百年前からあったが、2008年にシェイワ堰が建設されてから、急速に拡大した。上流の村々が過剰な取水を始めたからで、沙漠から押し寄せる洪水が加わり、更に加速した。現在、PMSが取水量を管理、排水路を張り巡らせている

上の写真と同一地点。排水路が網の目のように張り巡らされ、殆どの掘削は人力に依った。シェイワ旧村落群の下流域全体(約500ヘクタール)が、現在回復し、以前より実質耕作面積を広げている。掘削線は細いものを含めれば数十㎞に及ぶ。4年にわたるアリのような努力が確実に実を結んだ
2013年3月4日

上記のような周辺の湿地処理、植林、開墾、生産物の管理を統括する新農業委員会のメンバー。PMSは、医療事業、灌漑・河川事業と並び、農業事業が強化されて三本柱となる。記念広場にした「ガンベリ公園」が農業事務所となり、名実共に、開拓の中心地となった。ナンガラハル州の中で最も治安が良く、沙漠の面影が消えた。粗末な小屋で、砂嵐や熱風にさらされながら作戦を練った場所。みな10年以上、苦節を共にしてきた強ものたちが責を担う
2013年3月4日

4年前の同地点
2009年4月26日

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