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サルバンド村洪水流入部の措置、称してGreen Mound。
表法に柳枝工、裏法にユーカリの樹林帯。10月に更に高くし、延長拡大される。規模は小さいが、日本の東北で、防潮堤の代案として提唱されている宮脇博士の着想と酷似している。ただ瓦礫の代わりに堆積した川砂利、固有植生の代用にユーカリ。
2013年5月1日

川辺に自生する樹林帯。
実は、これが本命。「シーシャム」という樹木で、洪水にめっぽう強い。木質は固く、ベッドの脚に使われる。成長が遅いので、PMSでは種や自然苗を集めて育苗し、いずれユーカリと交代させる計画。ユーカリは即効性には優れているが、やはり土着種に勝るものはないとの結論。
2013年5月1日

一週間後のカシコート主幹水路通水を控え、下段の隙間を埋める。
10月下旬から半年、1600mのライニングと蛇籠壁の造成は、湿地と自然河床を通り、相当の忍耐を要した。カシコート出身の作業員百数十名が良く奮闘した。
2013年5月2日

用水路は浸透水も取り込み、調節池で水量がコントロールされる。
河沿いの用水路で取水量と流量が一致しないのは、主に浸透水が加わることによる。
2013年5月2日

ガンベリ公園の春。酷暑は突然やってくる。
短い春を謳歌するように、花々が咲き乱れる。
2013年5月2日

マルワリード・シギ分水路の工事は難航しながら続けられている。
現在1650mを完成、あと約500m。小さい割に手を焼くのは、到る所に鉄砲水の通過路があるためで、小さなサイフォンがやたらに多い。第1サイフォン(260m)を筆頭に、わずか2㎞の間に7つのサイフォンが置かれる。写真は第6サイフォン。
2013年5月1日

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