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改修を終えたカマ第一堰。超低水位にもかかわらず、再び安定した水位を誇る
2014年2月17日

同カマ第一堰をベスード護岸側から見る。越流幅220メートル、余水は再び旧河道へ流れ、水位を安定させる
2014年2月17日

強靭となったカマ第二堰。落差2メートルを30メートルの傾斜で落ちる。土砂吐きに砂利を入れると容易に水量を調整できる
2014年2月17日

同カマ第二堰を上流側から見る。カマは今やナンガラハル州で最大の穀倉だ
2014年2月17日

砂州Ⅰ、砂州Ⅱ間の河道(河道2b)拡大。下流はカマ第二堰の下流側に注ぐ。ベスード護岸側にかかる流水圧を減らすと共に、カマ第二堰の水位差を減らして堰をも守る
2014年2月17日

ベスード護岸堤、1700m地点の第6水制。長さ65m、2基を設置して高水敷の崩壊を防ぐ。大洪水で高水敷が著しく上流へ後退し、連続堰の根固めを崩したのが危機を作った
2014年2月19日

ベスード護岸堤の第7水制。第6水制と共に、高水敷を守り、連続堰の根方の崩壊を防ぐ
2014年2月18日

どこまで続くぬかるみぞ。昨年6月以来の重圧から解放されると思えば気も緩みがちになるが、手は抜けない。もう一息だ
2014年2月18日

1700m地点の河道分割。小さな人工砂州で堰き上げ、屈曲河道側へ流す。砂礫流入を抑えるため、屈曲河道入口部に砂吐きを設ける
2014年2月18日

過ぎたるは及ばざるがごとし。しめきり提第一水制上流側に発生した洗掘。夏期に水制を補強・延長したのが仇になった。上流側から落ちてくる屈曲河道が変化したためだ。だがこれは誰も責められない。あの洪水の恐怖の中で、河道変化など誰も見えなかった。河床は更に低下、堤防裏法地面との間で約2メートルの水位差
2014年2月19日

水制上流側に直角に落ちる河道は、水制背面に回り、渦流を発生、護岸に沿う高水敷を崩壊させていた。処置は、突出した第1水制を短縮、水の逃れ道を開けて渦流を和らげ、巨礫の山を作って下流側へ向かうようにはねかえす以外に方法がない。所詮、人間の知恵はこの程度なのだ。知恵はもう出ない
2014年2月19日

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