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ぶどう棚の柱
2014年3月19日
果樹の樹間に繁殖するアルファルファ。多少湿潤にしておけば何年でも繁殖して残る。肥料にもなり、砂質土の保水性をも増す。春分の日が近づくと俄かに生き生きとして、草丈も高くなる
2014年3月19日
進む排水路工事。ガンベリは広大だ。排水路網は長大で、現在でさえ優に数十キロメートルを超える。移住してきた住民は、初めやたらに水を引いて無秩序だったが、湿害と洪水被害を経て、排水路の重要性を知るようになった。定住者に共通の認識が生まれると、整備はやり易い。交通路確保も重要
2014年3月19日
主要排水路の建設。砂丘をならし、計画的に整備を進める。2014年3月20日
2014年3月20日
10数年前、タリバン政権時代に植えられた砂防林のガズ(紅柳)は、地下水の上昇と共に勢いがなくなり、脇枝が増えて低木化する。その間を縫うようにコツコツと排水路網が張り巡らされてゆく。まだまだ未開墾地が多いが、主幹排水路を整備すれば急速に進む
2014年3月19日
排水路による湿地処理の説明図
福島原発の汚染水漏れで少し知られたが、地下水は吾々のところでも関心の的だ。地下汚染水の完全排除など不可能で、汲み上げて貯めるなど、まじないの儀式としか思えない。地下にも水流や水位があり、極めて遅いが、土質と傾斜、地形で流速が決まる。吾々の場合、問題は水位を下げるだけなので、ある程度制御できる。排水路を巡らすと、排水路の両岸、特に地下水流の下流側で浸潤線が下がる。古くから湿害処理に用いられた方法で、効果は確実だ。
PMS農場の南側境界線にある排水路。何度も砂嵐で埋めつぶされたが、やっと落ち着いてきた。洪水時に急流が流れるので、練石積みの強靭な水路とし、急流を作って土砂を押し流す。この場合、蛇籠工を施すと水草が繁茂して土砂堆積を促しやすいので、練石積みを採用。柳枝工は必ず施す。子どもたちが魚取りに来ている。
2014年3月20日
ガンベリでは、ここ数年で魚が急速に繁殖した。多いのはフナやコイに似た魚で、地元では上等な食材だという。Q2大池に大量に居て、水路を伝って流れてくる。日本より大型のフナが多く、体長15~20㎝。釣り人の話では、Q2大池で7kgのものが釣れたというが、コイかもしれない
2014年3月20日