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ガンベリ記念公園の塔。基礎を強化するため、一階に集会所を設け、間もなく完成する。来春の「オレンジ会」に向け、周辺を整備中。
2014年10月20日

「オレンジ」とは、現地で柑橘類全般を指すようで、「ミカン類」ほどの意味。実際にはオレンジ、ミカン、キンカン、ザボン、ネーブル、グレープフルーツ、レモンなど、多種多様だ。写真はザボンの親戚で、味は鹿児島のザボン、熊本の晩白柚に負けない。
2014年10月20日

記念塔の彼方、約8㎞に「巨礫の谷」がある。ケシュマンド山脈の無人の渓谷。流域面積はダラエヌールより小ぶりだが、年数回、かなりの鉄砲水が下る。10年は大丈夫だと、皆大喜び。幅1㎞、奥行き2~3㎞の扇状地は、全て巨礫で覆われる。手前は防砂林、ビエラの木が所々に点在。
2014年10月20日

低水位期のカマ堰。今冬は改修も殆どなく、十分な水量を送っている。新鮮な魚を食べさせる食堂ができている。
2014年10月21日

第一取水堰中洲側の先端。堰床面の巨礫が良く残り、分割された河道とバランスよく流れを分けている。堤防沿いのヤナギ、ユーカリは植樹後4年目、すっかり風景に溶け込んでいる。護岸始点から120mをのぞけば、全長1700mの並木を作り、住民に憩いの場を提供している。
2014年10月21日

第一堰を下流側から見る。敷きつめた籠が、夏に中州を越流する流れから侵食を良く防いでいる。第一堰と第二堰は実は一体で、第一堰が破綻すれば、クナール河の全水量が通過し、第二堰は持ちこたえられない。対岸がミラーン水路流域で、取水堰が成れば、両岸仲良く安定灌漑の恩恵に浴する。
2014年10月21日

昨年改修後、ひと夏を経たカマ第二堰。越流幅を伸ばして安定している。クナール河流域の堰6か所で最大のものが、カマ堰(Ⅰ・Ⅱ)とマルワリード=カシコート連続堰だ。「緑の大地計画」総計14,500ヘクタールのうち、両者で75%前後をまかなう。ここは譲れない。
2014年10月21日

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