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シギ堰取水門着工
~ミラーン護岸上流部の措置
   ガンベリ、記念塔11月に竣工予定~

ミラーン護岸上流部(約300メートル)を初め、かなり広範囲の河川工事となってきました。

工事の進展に伴って、村落の浸食は止まりましたが、埋め立て作業はまだまだ続きそうです。堰や取水門の建設開始は、11月下旬になると見ています。

シギ堰は取水門の建設が始まりました。

ガンベリは稲刈りが終わり、小麦の播種が間もなく始まります。今年は20ヘクタールの作付けで、ほぼ職員の主食の自給が見込まれています。

去る10月30日、水田・水環境工学会(PAWEES)が台湾の高雄であり、マルワリード用水路建設で、PMSが「国際賞」を受賞しました。

ついでに帰国して休んでいますが、6日には現地に戻る予定でいます。

皆さん、お元気で。

平成26年11月2日 記

(図の説明)
ミラーン連続堤防始点から約300mは道路保護のために設置されていた下向き水制が災いし、国道が崩落寸前であった。各旧水制の下流側で浸食が著しかった。PMSでは、道路局の許可を得て撤去、上向き水制で流方向を中心へ追いやり、中心河道を拡大し、各水制間の土砂堆積を促す計画である。

ミラーン堤防から150m上流、旧水制の撤去と改修。国道脇が深くえぐられ、低水位でも4~5mの水深であった。一般に、水制の越流部は、長軸に対して直角に流方向を変える。軟弱地盤に下向きに水制を置くのは禁忌である。
2014年10月28日

発生した砂州に交通路を敷き、砂州の中心河道側を大きく除去する。
2014年10月28日

中心河道の拡大。掘削で得る砂利は、玉石の粒径20~50㎝、埋め立てに利用する。
2014年10月28日

整備が進むミラーン連続堤防。交通路を兼ねる天端の幅は8~12m。
2014年10月28日

進む河道①の閉塞。上流部で得た玉石が活躍。
2014年10月28日

2014年10月28日

シギ堰。始まった取水門建設。大粒径の玉砂利層を確認したうえで、厚さ1メートル以上をコンクリート化し、基礎とする。
2014年10月28日

シギ堰予定地。堰幅200メートル、堰長15メートルの予定。ここも11月下旬が工事のピークとなる。
2014年10月28日

間もなく完成予定のガンベリ記念塔。高さ13メートルで、「PMSガンベリ事務所」となり、開拓の中心となる。
2014年10月28日

同側面。
2014年10月28日

内装が間もなく始まる。
2014年10月28日

牛舎もほどなく完成予定。
2014年10月28日

牛舎の住人。
2014年10月28日

成長の速さが増す紅柳の防砂林。6ヶ月で1.5m前後の成長。
2014年10月27日

オレンジ園の現在。移植後6ヶ月。
2014年10月27日

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