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ミラーン・斜め堰を造成
~2月中に試験送水確実~

本日、ようやく斜め堰の造成を完了しました。

後は一瀉千里、2月までに用水路、沈砂池、送水門、排水門の設置を行い、送水できる態勢が整います。

ようやく曇天となり、寒気が厳しくなる中、護岸を除けば必要な工事を終えつつあります。自然条件にも助けられました。

11月初旬に戻ってから一カ月半、初期の予定を大幅に変え、やっと工事はピークを越えました。堰造成が本年度工事の成否を占う最大の仕事だったのです。職員一同、大きな喜びに包まれました。一時は絶望的とさえ思われたところ、実際に現場で働く者にとっては、これほど嬉しいことはありません。電撃作戦の快挙でありました。目の前で村落が崩れ、死者が出る中、村民共に固唾をのんで見守り、祈りを欠かさなかったのです。

これで終わった訳ではありませんが、一段落は着きました。今回の二正面作戦を可能にしたのは、ひとえに事務所側の機敏な対応、技師・作業員の熟練、住民の信頼・協力であったと思います。一同、意気盛んです。

シギ堰も勝負はついています。

詳しくは、次の報告をお待ちください。

平成26年12月22日 記

堰を対岸中州から見る。堰の越流幅約100m、越流長25~30m、水門床での水深40㎝前後。著しい低水位にしては必要十分。
2014年12月22日

取水門側から見る。全体に弧を描き、流水を河道中心に集める。
2014年12月22日

護岸始点から1200m地点を下流側から望む。堤防のかさ上げが着々と進む。
2014年12月22日

主幹水路200m地点の橋の建設。建設が終われば、一挙に交通路を敷設する。
2014年12月22日

沈砂池に到着したライニング。グループはそのまま沈砂池造成に取りかかり、排水路まで急傾斜のライニングを敷く。
2014年12月22日

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