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カマ第一堰の中洲との接合部。2013年の大洪水で部分破綻し、同年冬に改修したもの。埋設した籠と巨礫が良く残り、安定している。
2015年1月27日

以下、シギ堰の建設状況です。シギ堰は灌漑面積600ヘクタール前後、全体として小ぶりだが、冬の超低水位でも十分な水量が取れるよう設計してある。ミラーンと同様、自然砂州に連続させ、夏の異常高水位にも耐えるようにしている。同部の川幅(クナール河)は約800m、水位変動は余り大きくない。計算上では、床面から冬季40㎝、夏季60㎝の水深で十分量が得られる。

石材(巨礫)は既に蓄積され、後は並べるだけだ。
2015年1月29日

自然中洲と堰の接合部。普通流水の中での作業だが、今回は悠々と機械を渡して作業ができる。
2015年1月29日

ほぼ定式化した主幹水路構造。なお、ライニング面とふとん籠の設置位置は、この図が正しいものです。ミラーン用水路も全く同じですが、ベスードでもミラーンでも間違って報告していました。訂正してお詫びします。粗度係数0.017で実測値とよく一致します。勾配0.0015も、経験的に土砂を良く流す流速が得られ、これが最適です。

完成した交通路、橋。
2015年1月29日

調節池の排水門と送水門。コンクリート構造物の下段ができれば、直ちに送水試験ができる。
2015年1月29日

同部の作業近景。
2015年1月29日

排水門を下流側から見る。
2015年1月29日

取水門を下流側から見る。
2015年1月29日

柳枝工の準備。以前は土嚢を使用していたが、この方法で活着率は飛躍的に向上した。1メートル毎に泥土で区画を作り、水が残るようにする。アフガン農村の畑の畝の造りを採用したもの。
2015年1月29日

始まった堰の造成。造成が終わると交通路を切って水を流す。
2015年1月29日

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