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ミラーン堰の現在。送水試験のため、用水路の下段構造がほぼ出来上がり、既存水路とのつなぎ目が主な工事で進んでいる。クナール河の超低水位のおかげで、砂州や河道の状態が分かりやすくなっている。ミラーン第1河道は、更に三つの副河道に分かれ、うち①-3が脆弱で、措置が必要。
2015年2月12日

取水門を下流側から見る。
2015年2月12日

この二週間でクナール河水量がぐんと下がったが、取水門の水位は31㎝で一定している。斜め堰の落差は90㎝、堰幅99m、堰長30m。さらに観察を続け、必要なら堰幅200mまで延長。
2015年2月12日

交通路と用水路。
2015年2月12日

200m地点の橋。
2015年2月12日

調節池の最終構成。東西の門を分け、土砂の流路を掘り下げて排水門に連続している。

沈砂池の全景。池の長径40m、短径27m、土砂堆積を避ける仕組みは、更に工夫が凝らされた。
2015年2月12日

送水門と排水門との床面の落差は最終的に約80㎝、土砂は送水門にたどり着く前に、排水門へ引き寄せられる。
2015年2月12日

排水門下流側の造成。激流が下るので、軟弱層を完全に砂利で置換、その上に床面のコンクリートを約0.7~1.0メートルの厚さでうち、排水路へ連続させる。
2015年2月12日

最も物量を投じたのが3㎞を超える護岸工事だった。現在大型ダンプカー20台が3往復、一日60台分のペースで進められている。10日で600台、100日で6000台分、10月から実工事日数は100日を超えているはずだ。
2015年2月12日

ミラーン護岸始点から数百メートルが最も激流を受ける部分で、石材を厚く深く十分量を投じている。水深は低水位の現在でも4メートル以上ある。単純な捨石工事だが、少し工夫すれば十分な効果を発揮する。
2015年2月11日

よみがえる耕作地。護岸工事で洪水の恐怖が遠のき、荒れた土地に再び緑が戻ってきている。数十ヘクタールの耕地は、洪水と共に、小さな村にとって死活問題だった。
2015年2月12日

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