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ミラーン取水口全開時の水量。取水量の実測値は毎秒2m³に迫る。真冬にこんな大量は要らない。しかし、大は小を兼ねるので、ゆとりがあるということだ。タプー堰流域の潅水を視野に入れ、ここは流域農民の協力を促すべく、豊富な取水量を示す。
2015年2月18日

塔からの眺め。堤防が高くなり、旧ミラーン西水路は埋めつぶされた。多列砂州の全貌が見える。砂州をたどれば、全体が1㎞の長い「斜め堰」で、各河道が「舟通し」に見える。おそらく、斜め堰の着想も、原型は自然の造形だった可能性がある。時間をかければ、安定した取水が可能だ。
2015年2月18日

1200m地点から見る河道①の状態。ミラーン取水口から砂州1までの距離は、約200m。
2015年2月18日

1200m地点の現在。
2015年2月18日

高水敷の一部となって荒廃した場所。400m地点から上記1200m地点まで約800m、全体が「しめきり提」と呼べるもので、嵩上げが少しずつ進んでいる。本来なら遊水地とすべきでも、この場合は村落保護のためやむを得なかった。
2015年2月18日

以下、新シギ堰の様子。厚く巨礫層を敷き、砂利で埋設している。右岸は巨礫で掩蔽し、頑丈な連続提を築く。
2015年2月16日

堰幅約100m、堰長30m前後、巨礫の掩蔽面積約2,000㎡、小ぶりだが頑丈。クナール河主流から650m離れているが、こちらが低い位置にあって、安定している。堰の辺縁部を少し盛り上げ、全体を平皿状に窪ませている。ほぼ山田堰のミニコピー。
2015年2月16日

水門前の土砂吐き。これも、どこかで見たことはありませんか。
2015年2月16日

シギ自治会メンバーが作業員を慰労訪問して菓子や果物をふるまい、長年の悲願達成を共に喜び合った。2010年秋、シェイワ取水口にシェイワ、シギ、シェトラウの各地域の村民が終結して対立、流血寸前の騒ぎとなった。三つ巴の対立抗争から5年、長い抗争の歴史に終止符を打った。結果的に見れば、旧取水口の消滅が幸いして大団円となった。「神が決済し、PMSを遣わされた」と皆信じている。あながち間違いではない。
2015年2月15日

以下、連続堰の第二河道工事の様子。既に巨礫を250台分投入したが、まだ時間はかかる。やっとマルワリード側の「川中島」と完全に連続、洗掘部を埋めながら工事が進んでいる。
2015年2月16日

時間はかかるが、第3河道と第4河道の架橋で交通路が確保され、資機材輸送に不安はない。
2015年2月16日

第2河道造成と共に、第3河道がやや流量を増しているが安定。水位の変動幅は非常に少ない。
2015年2月16日

第⑤河道は浅いまま維持し、交通路の一部としている。
2015年2月16日

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