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ミラーン堰、冬の主要工事完了。対岸しめきり堤の工事を急ぐ
~対岸地域の第二次調査中、広大な荒廃地
ミラーン流域とタプー流域の和解成立~

平成28年2月12日 記

対岸しめきり堤の建設。全長700m、暖冬で早めの増水を予想、危機感を募らせ、かさ上げと護岸工事を急いでいる。護岸の方法はミラーン堰に同じ。50メートル毎に20m前後の水制(上向き、半越流型)を置く。例によって、ひたすら物量戦、石材輸送に青息吐息の状態である。2016年2月11日

同作業風景。各水制の長さは、増水期の状態を見て、適宜調整する。35か所は半端な量ではないので、全輸送力を投入。2016年2月11日

同作業地、閉塞された分流。浸透水まで直ぐには閉塞できないが、通常、漸次減り、年月と共に土砂が堆積する。2016年2月11日

以下、見飽きたかも知れませんが、ミラーン堰の最新の写真です。共同事業報告書には、なるべく最新のものをお使い下さい。
カモの親子が泳いでいますが、お父さんが先頭で、お母さんが子供を見守るように後を追います。事業とは関係ありません。2016年2月7日

砂州3と主流分岐部、対岸コーティ村下流端の砂州が「ミラーン堰・砂州5」に相当する。予定では作業中のしめきり提から3.5㎞、砂州5まで交通路を敷設、河道変化に備えれば維持の上で盤石だと思われる。しめきり堤の工事で著しく水量が増している。2016年2月7日

ミラーン堰河道の全体を示す。二年間の攻防も、周辺の河道整備で、これにて一件落着(とりあえず)。春の増水と粗朶柵の機能が見もの。2016年2月11日

水量は豊富。タプー流域とミラーン流域の和解の主役が、この小さな取水口。今や1700ヘクタールを潤せる堂々たるもの。2016年2月11日

水門下流側の壁の造作とデザインを、ザミール・グルの作業班に一任していたが、なかなかのもの。2016年2月11日

取水門を下流側から見る。2016年2月11日

主幹水路。2016年2月11日

沈砂池と水門番小屋。2016年2月11日

沈砂池の各取水門。池周囲の植樹はグラスキと地元で呼ぶ灌木で、公園の植え込みなどで使われる。全体を公園化する計画。最近、散歩で来訪する者が絶えなくなっている。このところ、見通しのない政情やテロ事件など、恐怖をいたずらに煽る殺伐な話ばかりで、皆が憩いの場所に餓えているのだ。2016年2月11日

間もなく作業を終える排水路(500m)。両側の交通路も整備されている。かつては流れっぱなしの急流、最近は子どもの溺死がなくなった。2016年2月11日

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