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人員育成に向け、訓練所の設立を準備
~ミラーン堰と対岸工事、低水位期の工事を終了
対岸地帯の調査完了、ガンベリ排水路工事白熱~

平成28年3月31日 記

クナール河流域、各取水口の年間変動。例年よりやや低めだが、クナール河流域は増水期に入った。ミラーン堰は3月31日に取水門で水位1メートルに達した。「緑の大地計画」作業地では水不足による被害はなかった。順調に推移している。

ミラーン堰は、1メートルを超える水位に達すると、越流線が300m以上になるよう設計されている。増水期の観察の要点の一つであった。

くどいようですが、これがミラーン堰の結末です。この増水期を待っていました。
河道③Bと分岐部の状態。連続堤防で河道が固定されており、この流れはもはや変わらない。急流の床面は転石した巨礫でなり、侵食を防ぐ。対岸砂州4(ベラ村)からのアプローチも可能になった現在、維持はできる。2016年3月30日

元気よく芽吹き始めた砂州上の粗朶柵。今回の観察点の一つが、その効果だ。越流水深を1メートル以下と想定、堰の機能と一体である。2016年3月30日

おなじみ、下流側の眺め。2016年3月30日

河道②の正面。2016年3月30日

河道①の砂吐き(土砂吐き)Ⅱと砂州1。2016年3月30日

同正面から。粗朶柵間に越流が始まっている。2016年3月30日

河道①-1の堰と砂吐き(土砂吐き)Ⅰ。2016年3月30日

床面からの水深1メートル。十分量。2016年3月30日

主幹水路前半部。ヤナギはほぼ活着。(植樹後1年)2016年3月30日

水浴びの親子。2016年3月30日

主幹水路後半部。ヤナギは挿し木後2週間で芽吹き始めている。2016年3月30日

完成した排水路。根固めに巨礫を使用し、ヤナギを密植したもの。2016年3月30日

挿し木後6ヶ月~1年のヤナギ。水やりをしていると、いろんな植物が生えてくる。中でも、シーシャムが自生しやすく、数も多い。2016年3月30日

洪水から護られた河沿いの土地。約16ヘクタール(道路や水路を含めて約500m四方、25㌶)あり、職員の宿泊施設、訓練所、水の公園が造成される。既に州知事の許可を文書で得た。2016年3月30日

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