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少雨で各地が飢饉、市内に難民流入
~ミラーン堰と対岸工事、増水期に入る。主幹排水路、半ばを超える~

クナール河、恐るべし。分流しめきり地点から約1.6㎞で発生した新分流。
7月16日には幅約1メートル前後だったが、翌日幅10メートルに拡大、工事中のモクタールらが驚いて閉塞したもの。
ベラ村はこれまで度々同様の被害に遭い、犠牲者を出してきた。
2016年7月18日

2015年の分流しめきりで回復してきた土地。E岩盤側から見る。
浸透水が激減し、一部をスイカ畑に転用、スイカを大量に出荷して、ベラ村の住民は辛うじて生き延びた。
2016年7月18日

さて、ミラーン堰。砂州Ⅲの現在。
河道②に接する部分を残して、急流が砂州を洗う。ヤナギの粗朶柵はなぎ倒されたが、埋設した籠は残っている。
砂州の表面は水没しているもの、それほど崩壊はない。
2016年7月21日

砂州Ⅱの現在。水は砂州Ⅱ全体を越流し、中央にある砂吐きⅡに激しい流れが集中している。
粗朶柵はよく残っており、高い水位が越流しなかったことを示している。
砂州前縁の石張りは形をとどめていて、大きな崩壊は認められない。
2016年7月21日

排水路の現在。沈砂池から砂を排出するため、途切れなく流す。
2016年7月21日

排水路末端の交通路。橋が完成し、しっかりした交通路が出来上がっている。
ミラーンは「緑の大地計画」の中心に位置する。
将来、ここに巨礫の蓄積場を置き、カマ、ベスード、対岸カシコートらへの石材輸送を円滑にするためだ。
2016年7月21日

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