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堰の現状

取水口作業。予定では12月10日過ぎ、堰造成を開始する。
冷たい雨の中の作業は事故が多いので、例年なら雨季はさける。
しかし、今年はコンクリート構造物が巨大となり、間に合いそうにないということ、事情で対岸の措置が開始できないことがある。
水門・砂吐きの設計、河道の状態は次回報告。
2016年11月13日

同上流側から眺める。堰造成を始めるには、砂吐きの完成が必須だ。
12月中旬までに砂吐きとその周辺、取水門下部(水に浸かる部分)を仕上げ、巨礫を蓄積する。
一年目の堰の仮工事がその後の工事進行を大きく規定する。
今回は膨大な土砂堆積を避ける工夫で、ミラーン堰の教訓が生かされた。
慣れたとはいえ、やはり真剣勝負。河は人間と違って交渉できない。
2016年11月13日

以下、用水路工事風景。ライニングは300mを越え、蛇籠組が追いかける。
2016年11月13日

付近の村落の石壁。これを見ると、村民が蛇籠組みの習熟が早いのは当然で、村には石工という特別な仕事がなく、自分で作る。
割れた石の平面を上手に重ね、下に大石、上になるほど小さな石を置き、頑丈な壁を作る。籠の造作とほとんど同じ。
2016年11月13日

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